第二次世界大戦前後の飛行機のフォルムに惹かれて数十年。戦争に使われた飛行機、民間で使われた飛行機、暗い運命を背負った飛行機、栄光に包まれた飛行機・・・そして飛行機にかかわった人間も、興味深いものがあります。そんな飛行機の登場する本を紹介していきます。また、本文に出てきた飛行機をできるだけひろってみたいと思います。
重い飛行機雲
人に中心をおいたノンフィクションだったと「異端の空」のあとがきに書いている。
(ちなみに「異端の空」は飛行機、メカニック開発などにシフトしているそうだ)
その通り、どれも重い人間ドラマがそこにある。
45年目の真実では、覚醒剤(ヒロポン)をそうと知らされず、暗視のためということで与えられた夜間飛行機搭乗員の記録。これは、城山三郎氏の「忘れ得ぬ翼」でも取り上げられ、「月光荘余聞 」という短編小説にまとめられている。
昭和18年以降の日本の戦記は、逼迫した状況で特攻などの重い内容をもつものが多い。読んだあとも、せつない思いが残る。
1 45年目の真実
1 夜間戦闘機「月光」
2 「彗星」
3 B-29
4 B-17
5 B-24
2 さいはて迎撃戦
1 「隼」
2 B-25
3 B-24
4 B-17
5 ロッキードPV-1「ベンチュラ」
6 零戦
7 二式戦「鍾馗」
8 I15
9 I16
10 九六陸攻
11 九六式輸送機
3 敵国から凱旋
1 九六式陸上攻撃機
2 一式陸上攻撃機
3 零戦
4 グラマンF4F
5 P-38
6 P-40
7 九九艦爆
8 C-47
9 メッサーシュミットBf109
4 激突の果てに
1 B-24
2 月光
3 九九式艦上爆撃機
4 グラマンF6F
5 偵察機「彩雲」
6 P-38
7 「彗星」
5 特攻隊、海軍にただ一つ
1 B-24
2 P-47
3 B-29
4 P-38
5 一式陸攻
6 桜花
7 F6F
6 主戦場は夜の沖縄
1 「月光」
2 零戦
3 零式水上偵察機
4 「雷電」
5 「彩雲」
6 「彗星」
7 F4U1Dコルセア
8 F6F5Nヘルキャット
9 P-61ブラックウィドウ
7 空と海で特攻二回
1 「飛燕」
2 B-29
3 F-13A
8 新撰組隊長の討ち死に
1 B-24
2 「紫電」
3 「紫電改」
4 「彩雲」
5 F6F
6 B-24
7 B-29
8 P51D
9 「流星」の名のごとく
1 零式水上偵察機
2 流星改
3 晴嵐
4 彗星
5 天山
6 F4Uコルセア
7 B-29
8 P-51
9 F6F
10 最強の防空部隊三〇二空
1 B-29
2 月光
3 雷電
4 零戦
5 彗星
6 彩雲
7 F-13
8 銀河
9 P-51D
10 P-38
11 三〇二空の最後
1 雷電
2 零夜戦
3 彗星
4 月光
5 銀河
6 B-24
7 彩雲
8 九九艦爆
9 一式陸上攻撃機
10 F6Fヘルキャット
11 F4Uコルセア
12 C-47
13 C-54
文春文庫
1999年8月10日
渡辺洋二 著
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