日常生活からわずか踏み出すことの冒険が少年時代にはとても大きな意味をもっている。
私にもフラッシュバックする少年時代の残像がある。
読んでいて小鼻のあたりがむずむずした。
せつないのだ。
「ぼくとヴァレリーの初恋の物語」と言えばそれまでだが、
愛とか恋とかそんなありきたりの言葉ではこの物語をかたることはできない。
少年の心のむずがゆさやらどうしようもないようなおしつぶされる思い。
たまらなくせつないのだ。
たしかに少年時代に一時期、死がとても身近になるもの。
そして、戦争がひたひたと押し寄せてくる中のありきたりの日常生活のいとおしさ。
ハリーポッターの100倍も読む価値のある本だよ。
登場する飛行機
1 スピットファイア
2 ハリケーン
3 ハインケル
4 メッサーシュミット・・・特に型番を書いてないのでBf109だろうな
5 メッサーシュミット1106 ドルニエ(鉛筆)
7 ユンカース88徳間書店
2005年
ロバート・ウェストール 著
野沢佳織 訳
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