アメリカでの訓練からイギリスにあたっての35回のミッションを終えるまでのB-17の航法士の物語。
ほんのさっき、爆撃行から帰ってきて、ゲロまみれの酸素マスクを手に持って、おびえながらそこに立っている21歳の若者の苦悩。
ミッションのたびに確実に仲間が消えていく。
35回を生き残れるチャンスは運命のわずかな差に過ぎないのです。
主人公の言動は、内面へ内面へと向かっていきます。
1回、1回のミッションは常に死が身近にあることを痛切に感じさせられます。
訳者によれば、77歳の処女作だって。
たまげたね。
登場する飛行機は
1 B17Gフライング・フォートレス
2 B24リベレーター
3 メッサーシュミットMe109
4 フォッケウルフFw190
5 P51マスタング
6 P47サンダーボルト
7 メッサーシュミットMe262
8 B26
光人社NF文庫
サム・ハルバート
栗山洋児訳
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