大空に生きる



 ハンナ・ライチェは第二次世界大戦前から戦後まで活躍したドイツのグライダーパイロット。異色なのは女性であり、戦争中はMe163の開発にもかかわり、ヒトラー最後の数週間をその側で過ごした経歴をもつこと。また、ドイツ版の特攻隊とも言えるMe328による自己犠牲攻撃をヒトラーに願い出るエピソードやヘリコプターを市街戦で活用しようとルーデル大佐(急降下爆撃機参照)と相談するエピソードなど、彼女をとりまく話題は刺激的である。
 秦郁彦さんの「第二次大戦航空史話・上」の中でも第十三章に「鉄十字章の女性飛行家」として取り上げられている。

1 初級滑空機(プライマリー)
2 中級滑空機(セカンダリー)
3 メルセデス「クラム」
4 「グルーナウ=ベイビー」
5 ハインケルHe46
6 「ツェッペリン伯号」
7 「クラニヒ」滑空機
8 水上滑空機「ゼーアドラー」
9 ユンカースJu87
10 ドルニエDo17
11 ヘリコプター
12 フィーゼラー「シュトルヒ」
13 「ハビーヒト」号グライダー
14 ユンカースJu52
15 Me163
16 Bf110
17 V1号
18 Me328
19 Do217
20 He111
21 Fw190
22 アラド96

朝日ソノラマ文庫
昭和57年8月30日初版
ハンナ・ライチェ 著
戦史刊行会 訳

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