撃墜王エーリッヒ・ハルトマンの半生
昔の少年向け雑誌の特集記事に出てくるような題名だが、なかなか侮りがたい内容だった。
352機撃墜というのも信じがたい数字だが、決して誇張なんかではなく、また強弱がはっきりした戦いだったわけでもなく、生き残る者がだんだん強くなるという戦いの自然淘汰がそこにあったのだ。
エピソードとしては、ソ連に抑留されてから10年間の話が興味深かった。
不屈のという題は、収容所での彼の生き方につけられたもの。
よわいものいじめを許さず、他の収容者を代表して、何度も自らの死をかけて戦い続けた。
自分の生き方に厳しく律していたことが、戦争中の352機撃墜という数字にも現れていたのだ。
それにしても戦後のドイツ空軍での処遇が不当であった。
現場主義の彼の生き方とご都合主義の官僚化した軍との戦いは、自ら身を引く彼の引退に幕を下ろす。
サムライだね。
2 Ju87シュツーカ
3 Ju52
4 Il-2シュトルモヴィク
5 LaGG-3
6 Me262
7 MiG-1
8 ダグラス ボストンⅢ
9 U-2
10 La-9
11 La-5
12 P-2
13 Il-10シュトルモビク
14 サンダーボルト
15 P-51マスタング
16 スピットファイア
17 B-17空飛ぶ要塞
18 B-24リベレーター
19 I-16ラタ
20 I-15
21 I-151
22 I-153
23 MiG-3
24 P−38ライトニング
25 モスキート戦闘爆撃機
26 Yak-9
27 Yak-10
28 P-39エアラコブラ
29 Yak-11
30 T-6
31 T-33
32 F-84
33 F-104
34 F-86
35 セイバー・マークⅥ(カナダ製F86)
36 F-100
37 F-102